薬を服用しなくても生きていけないものか!?

コレステロールの新常識

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コレステロールの新常識
というタイトルで

主治医が見つかる診療所
という番組が

テレビ東京で放送されていました。(2014年4月21日放送)

これです!
http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/140421/index.html

コレステロールが高値の自分としては非常に興味があったので、みることにしました。

見ていると・・・
おいおい!ふざけんなよ!
という言葉が出てくる。(番組に対してじゃなく)

運動したり通院したり薬を飲んだり・・・
コレステロールに悩まされていたのは今までなんだったんだ!

健康診断で総コレステロールが高いから病院へ行きなさい!と言われ・・・
病院へ行けば薬を飲みなさいと処方され・・・

飲んでいれば正常値内におさまるけれど、
飲まなきゃ正常値外になる。

私が服用していたコレステロール低下薬(リピトール)
薬はただじゃないし副作用というリスクもあります。
私の場合、診察料+処方薬で約2万4千円(年)。十年で約24万円になります。

話がずれますが・・・
タバコは、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、肺がんなどになる危険性があるというが、吸っているからといっても、すぐにそういった症状が出るわけじゃない。

一方、コレステロール高値も動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の原因とされていたので医者から処方された薬の服用をやめればコレステロール値は上がり、すぐにでも症状が現れるというのが今までの私の認識です。

タバコをやめるのは簡単じゃないが薬の服用はいつでもやめられる。
ただ、医者におどかされてもタバコはやめないけれど(汗)、薬の服用をやめるには勇気が必要だった。
これは、数年前の話で、今は服用していないけれど服用しなくても問題なかった訳で私の考えも間違えじゃなかったという事になる。

ここで結論を言えば、コレステロールが高値だからと言って必ずしも低下薬の服用は必要ではない!という事。
逆に、ほぼ服用が必要なくなるんじゃないか!さえLH比改善マニュアル。

動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の原因に「高血圧」「高血糖」「高コレステロール」などがありますが・・・
逆に・・・
「低血圧」は起(起床)きられない。
「低血糖」は動けない。
「低コレステロール」は骨粗しょう症になりやすいそうで、薬の服用で数値だけ下げ過ぎてしまうと脳出血の危険性もあるという。
など、低ければいいってものでもない。

そのために、基準値がa~bというように、低くてもいくつまで、高くてもいくつまでというデータが必要になる訳です。
じゃあ、そのデータは誰がどのように決めるのか!?
ま、これは割愛しますが、
このデータによって
「あなたは、高コレステロール血症ですね!」
「食事に気をつけて下さい!」
「運動して下さい!」
「薬を服用して下さい!」
と診断されることになる訳です。

私も約10年前「高コレステロール血症」と診断された一人ですが、タイトルのようにコレステロールには新常識がある事がわかりました。
コレステロールについての研究は、近年盛んに行われているようで、今までの常識を覆す新しい事実が次のように分かったようです。

今までの常識を覆す新しい事実

1.コレステロール値が高いからといって、必ずしも動脈硬化になるとは限らず、逆にコレステロール値が基準値内にあっても、動脈硬化になる人はいる。
2.コレステロールが多い食品を口にしたからと言って、必ずしもコレステロール値が上がるとは限らない。
3.コレステロールそのものは、悪玉も善玉も同じで1種類しかない。
4.HDLを善玉、LDLを悪玉と読んでいたが、悪でも善でもない。むしろ善・悪で区別するのは如何なものか!?

LDLというのは、主に肝臓で生成され、血管を通じて体全体に運ばれるコレステロールの事。
運ばれたコレステロールは、細胞やホルモンの材料となる重要な役割を持っている。
何が悪なのか!?(笑)
一方、HDLは細胞やホルモンの材料に使われずに、肝臓に戻って行くコレステロールの事で、要は余ったもの。
何が善なのか!?(笑)
要は、役割の違いによって、HDLやLDLと呼ばれているようです。

LDL値をHDL値で割った数値を「LH比」というそうで、その基準値は「2.0以下」
そして「2.5以上」になると、動脈硬化のリスクが急増するそうです。
この基準値は、2014年現在のデータで今も研究段階だとか。
要は、コレステロール値の高さよりもLH比の高さが重要ここが新常識

例えると・・・
HDL:105(基準値外)
LDL:200(基準値外)
L200÷H105=1.9 (基準値内)
L・H両者が基準値外であってもLH比が基準値内なので、問題ないという事になる。

HDL:45(基準値内)
LDL:130(基準値内)
L130÷H45=2.8(基準値外)
L・H両者が基準値内であってもLH比が基準値外なので、問題あるという事になる。

血液の検査表には、LH比が記載してある検査機関もあるが、記載されていない機関もあるので、この比を覚えておき自分で計算するとよいようだ。

LH比が基準値外の場合、次の二つの対処法がある。
・LDLコレステロールを減らす。
・HDLコレステロールを増やす。
総コレステロールも考慮してLDLを減らす事だけを考えてしまいがちの今まで一般常識。
ですが、総コレステロール値が上がってもHDL値を増やすという考え方もあるようです。ここも新常識。

その具体的な対処法は・・・

食事

コレステロールを多く含む食品をたくさん摂ると、LDLコレステロール値が上がってしまうというのが今までの一般常識。
実はこれ間違いだったそうです。

食事によってコレステロールは小腸から吸収され、血液中のコレステロールが多い状態が続くと動脈硬化を起こす原因になる。
そして、その動脈硬化が進行すると、やがて心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす危険性があるとされていた。
実は、コレステロールの7~8割は肝臓で生成され、食事から吸収されるコレステロールは、残りの2~3割
要は、コレステロールの多い食品を摂取しても、コレステロール値に影響するのは、2~3割だけ。
しかも、コレステロールを含む食品を摂ったとしても、日本人の半分以上がコレステロール値は上がらないとのデータもあるそうで、これも新常識

コレステロールを含んでいない食品でも、コレステロールの生成を促進してしまう食品があるそうで、それが「飽和脂肪酸」。
飽和脂肪酸とは、一般的に溶ける温度が高く、常温では固体の脂の事。(最下部のデータを参照)
要は、コレステロールを含む食品を摂るよりも、飽和脂肪酸を含む食品を摂る方がコレステロール値が上がりやすいそうで、ここも新常識

また、糖質の摂取を減らすと、ほとんどの人はHDLが上がってくるそうです。
糖質の摂取を減らす事で、肝臓の負担が減り、HDLの合成が進むと共にLDLも下がっていくので、LH比がさらに改善されるそうです。

それから酒好きには朗報です(笑)
少量のアルコール摂取は、HDLを増やすそうです。
一日の飲酒量は、日本酒:0.7合以下、ビール:中ジョッキ1杯以下、ワイン:グラス1杯以下だそうです。

具体的な対処法として、もう一つ。

運動

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有酸素運動をする事で肝臓での脂肪の代謝が上がると共に、HDLの生成が活発になり、HDL値が上がるそうです。
実際に、アスリート(特にマラソン選手)はHDLコレステロール値が高い人が多いというデータがあるそうです。
私はハイキング(山登り)をお奨めしますが、この有酸素運動の一つに、1回6分のセットを1週間のうちに10回やればいいという「インターバル速歩」というものがあるそうです。

ジムに通ってみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

・コレステロール高値を気にするなら、総コレステロールじゃなく「LH比」
LH比の改善(LDLを下げHDLを上げる)は、有酸素運動が一番
・食い物を気にするなら、コレステロールを含むものじゃなく「飽和脂肪酸」を避ける。だた、あまり神経質になる必要はなし。

データ

HDLコレステロールの基準値:40以上95未満(mg/dl)
※善玉と言われていたが、多いと善いと覚えるべし。
LDLコレステロールの基準値:70以上140未満(mg/dl)
※悪玉と言われていたが、多いと悪いと覚えるべし。
・総コレステロールの基準値:140以上220未満(mg/dl)
※新基準により、この基準値は不要じゃ?
LH比(LDL÷HDL)の基準値:2.0以下(2014年4月現在)
新基準による基準値
・コレステロールを多く含む食物:卵・レバー・イカ・タコなど
※新基準により、この食物は気にする事なし。
・飽和脂肪酸を含む食品:油(やし・パーム・ラード)・肉・チーズ・バター・チョコレート・卵黄など
※なるべく避けるべし。

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・LDLを効果的に減らす食物:アルギン酸(モズク・昆布・ヒジキ・ワカメなどの海藻類に多く含まれる)・SMCS(ブロッコリー・キャベツなど)・サポニン(納豆・豆腐などの大豆製品)・不飽和脂肪酸(アジ・イワシなどの青魚)
※なるべく摂取したい食物。

追記:2014年4月28日

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